2015 京成杯オータムH 回顧

アルビアーノとケイティープライドにとって、前半4F47.0秒からの1000M通過58.7秒の流れは、ほぼベストの形だろう。
ただし、中山は除きである。
どんなに速い展開になっても、馬場が荒れていなければ、内枠が有利に決まっているこのマイルコースは、枠を利した、ここでのベストライドだったとは言い難い。

それでも、言い訳はできる。
アルビアーノがゆっくり行ったのでは他に出番はないし、ケイティープライドに絶妙のペースで行かれてしまっては、強引に動くわけにもいかないし…。
古馬重賞初挑戦の馬同士が、互いの長所を消しあう展開は、その直後に付けた先行タイプの中京、新潟での勝者にとっても、大変迷惑な展開だった。

強気に行きたくても、速く走ることでは他の馬に少し劣る面があるので、力は出し切れない。
グランシルクが出遅れというほどでないスタートから、馬込みから抜け出す形も、古馬相手に初めての対戦であった今回は、窮屈さは敗因につながったにしても、決して責められた3着ではない。
インからエキストラエンド、外からヤングマンパワーと、マイル3戦では一番まともに決まる関屋記念組が見せ場を作って、さあいい勝負になるぞと思っていたら…。

勝因を探れば、他者のうまくいかなかったことばかりが先に口をつく競馬だったことは事実だ。
しかし、今回のフラアンジェリコは、柴山or田辺じゃないと走らない癖馬らしく、あまり得意じゃないだろう直線でも前が壁になる不利も耐えて、坂上で一気に伸びてきたから凄い。
中山巧者だというのは知っていても、騎手の選り好みには、単純な買い方でプラスにできそうもない彼独特のこだわりが潜んでいる可能性を感じる。

時計が遅くなったから。1:33.3なら、誰でも走れるというのが結論だろう。

 

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