2015 レパードS 回顧

納得の力勝負。
2番人気ながら、距離にも体調にもまだまだ不安のあったゴールデンバローズが最後は脱落してしまったが、いきなり実戦で先手を取ってクロスクリーガーを迎え撃つ態勢を作った石橋脩騎手は、強引でもなんでもない1000M通過61.5秒の平均ペースへと皆を誘い、自分の流れに持ち込んでいったのだから、敗因は前述の懸念材料だろう。

レベルが高いメンバーが揃い、重賞好走歴のある馬ばかりが上位に入る珍しい結果になったことも、少し不運だった。
芝、ダートとも充実のラインナップとなったことが、この一戦が終わる直前に判明した。
地方ながら、前走ではいきなりの古馬戦を勝利して、追い込みが自分の型であることを改めて認識したタマノブリュネットは、滅多に混合重賞では台頭しない中型の牝馬。
ノボバカラが自分の競馬をできず最後追い詰めてきたが、それを上回る36.9秒の上がり脚というのは尋常ではない。
まだ条件戦に出られるのだから、しっかり馬を作っていきたい。

さて、あとの2頭。
彼らだって、自分の競馬ではなかったように思う。
それでも、自ら前を潰しに行こうという騎手の意思を理解するように軽やかな走りで勝負所で主導権を握ったクロスクリーガーにしても、初ダートで序盤こそもたついたものの終始抜群の手応えで前を捉えにかかったダノンリバティもそう。
ゴールデンバローズも含め、いいライバルに巡り合ったことで、より高みに臨める環境にいられる幸せが、その走る姿から漲っていた。

ここで終わるわけでもなければ、ここで出直すわけでもない。
決起せよ。絶品の切れ味で全てを呑み込んでゆくアイツを負かす方法は、まだまだ沢山ある。
この日の新潟は、才能あふれる3歳砂馬の公開スパーリングとなった。
これはまだ本番ではないのである。

 

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