2015 新潟2歳S 回顧

破壊的すぎたロードクエスト。
テン乗りで癖馬(となる可能性がある馬)を駆る技量に長けている印象が強い田辺騎手には、4倍を少し切るくらいの人気は、返って、その思いきりよく乗りやすい要素になったのかもしれない。

大した出負けでもないのに、内枠を引いたとはいえ、雨で渋って、馬場が悪いと分かっていながら内々を追走。
スローは見えていたから、新馬戦と同じことをやっても得るものが少ないということなのか。直線ロスなく、手応えよく経済コースをとって、直線半ばで先頭に立ってからの追い出しで、そこからまだ伸びていった。
これは、父マツリダゴッホが広い馬場でやりたかったことのはず。2歳の夏、わずかキャリア2戦目でこれをやってのけた。

父は札幌2歳Sで完敗。そこにはアドマイヤムーンはいたが、軌道に乗ったのは3歳秋だった。
一族にそれと似たような成長曲線を辿ったサクラチトセオーのいるロードクエスト。
今回の上がり3Fの時計は、いくらうまく走ってきたとはいえ32.8秒だ。もはや、形容のしようがない才能なのか。
バカみたいに強いと、低俗な表現の方が伝わりやすい部分はある。
遠縁の叔父の姿は、もう遥か後方にあるといった趣だ。

もちろん、一昨年の覇者・ハープスターでさえ伸ばしきれなかった才能の研鑽に与える悪影響は、故障も含めて考慮しないといけない。
あのジャスタウェイでさえ完敗した舞台。レコードに0.4秒差のハイパフォーマンスは、手放しでは喜べない。
だからって、置いてけぼりにしたウインファビラスが桜花賞馬になれるかと問われれば、それも違うだろうし…。
ドゥラメンテの怪我も、本質的な部分で共通する難題。何としても、ロードクエストには例外になってもらいたいものだ。


 

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