2015 スワンS 回顧

ゴール直前で、圏外ではあったがショッキングな落馬のシーンが目に入ったのと同時に、まさかの中団から揉まれる位置取りを強いられる中、一完歩ごとにしっかりと伸びてきたアルビアーノが、堂々と先頭に立った。

単勝オッズだけで言えば、この馬の支持は全体の2割前後であろうが、より人気を集めたフィエロの位置取りも今一つパッとしなかったこともあり、想像以上の高い適性を感じさせる好内容で、堂々マイル以下の路線における新星として名乗りを上げた。

文句なしの内容で、古馬戦の初重賞制覇を果たしたわけアルビアーノだが、ターゲットにすべき1分20秒そこそこの時計で結果として決着したから、相応のスピード能力を秘めていることはGTで既に証明しているので、きっちり能力を発揮するという面でマイナス要素は展開上見つけられなかったが、これがマイルCSだと全く通用しないだろう。

速い競馬を馬が覚えたことで、より前向きになれる可能性はある。
故に、変な心配をするよりかは、自分のスタイルを時計にフォーカスした位置取りをするのか、今回のように展開に合わせた柔軟な形を選択していくのか、若い馬なので、柴山騎手の選択肢もまだたくさんあるということだろう。

フィエロのデムーロ騎手は脚を測ったわけではないだろうけど、天皇賞のアンビシャスも出遅れると切ない感じになる馬なので、正しい位置につける意識が必要だろう。
縛りをつけるとラテンの血がマイナスに働くことはあるが、トップジョッキーたる者、卒なく競馬をするのも重要な仕事である。

その他諸々は、人気に関係なく時計勝負に対応し、出来の悪い順に篩にかけられた格好に。
期待した穴馬が多数掲示板に載った一方、コパノリチャードやティーハーフの殿争いは、ちょっと虚しさをはらんだ悲哀に満ちていた。早く立て直したい。

 

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