2016年【青葉賞】回顧

何だか不思議な展開になったが、直線はイメージ通りに外に持ち出せたヴァンキッシュランには、実に走りやすい流れだった。
平均ペースを中団で折り合って、じっくり仕掛ける競馬。
ディープ産駒にこれをされては、人気馬2頭を送り込んだゼンノロブロイとしては、なかなか苦しい。

2着に突っ込んできたレッドエルディストは、アルカサルほどは注文をつけず、メートルダールほどは使い込んでいないので、休み明けのディープ2頭を置き去りにすることまではできたが、あの超高速馬場デーの中京で大寒桜賞を勝っているのに、時計がまずまずくらいの結果だったことが、あくまでも斜め読みだが、前を捕まえきれなかった理由になるか。

積極的な騎乗が身上の内田騎手の勝者の弁でも語られた、結果的には、ちょっと早かったかもしれないという仕掛け方。
後ろが明らかに遅れているのとは対照的に、縦長で先行位置だとさすがにきついから、無難なポジションではあったが、いくら距離経験があるといっても、スローでしか2400Mを経験していないから、勝ちに行った分、最後は詰められた。
でも、1馬身と1/4差つけている。

人気上位5頭が掲示板を独占し、時計も2分24秒台で3着レーヴァテインまでが駆けている。
ヴァンキッシュランは、3か月前の借りを返したと同時に、相手がまだ成長しきらず非力さを示したのとは正反対の、正攻法でたくましい末脚を見せつけるのであった。
この辺りは、月初にも強い馬<先週圧勝のジュンヴァルカン>と戦った強みも活かせたか。

プロディガルサンは、休み明けで初距離の厳しい展開で、勝ち馬には迫力負けだが、展開一つで、兄超えも有り得る。
となると、もう一頭ダービーに出られそうなマイネルハニーの逃げ方に注目が集まる。

もっと速く行くのも手だが、リオンディーズがつつくことは、今度はないだろうし、結構怖い存在だ。人気もかなり落ちる。

(2016/5/2)


 

重賞レース展望 目次

重賞レース回顧 目次

「競馬情報会社 - 好調度リサーチ」トップページ