2016年【中日新聞杯】回顧

超スローからの上がり勝負を制したのは、トップハンデ58を背負ったサトノノブレス。 GT、GUではなかなかコンスタントに結果を出せないが、GVは6歳馬ながらこれが3戦目。 加えて、2000Mの重賞は2勝目。 少しは安定感の出てきた戦績に加え、日経新春杯でも強い4歳馬相手に3着と意地を見せていたことを考えれば…。

にしても、前半の展開は想像以上だった。 スローの中でも、メンバーが行く一手なら、もうその時点で勝てそうな予感のする超スロー濃厚の展開の読みがあったことで、ロンギングダンサーがあっさりハナに立てるところまでは考えつかなくても、何かが押して上がっていけば、然るべき流れになるはずだったのだが…。 逃げたくても、行ってしまうと危ない馬が多かったことが、オッズの割れた原因。

前回強気に行けずに、変に上手に競馬してしまったヤマニンボワラクテの藤懸騎手の好位付けも、スタートで外にキレてジエンドだったクルーガーの福永騎手にしても、自分から動いていけそうなタイプが、あまりにも遅い流れで伸びあぐね、昨夏からコンスタントに使われて堅実な結果を残してきたファントムライトや仕掛けのタイミング一つという広い馬場向きのレコンダイトが代わって台頭してきたあたり、 「経験の差」 は、結果に直結した格好だ。

期待の4歳馬は総崩れ。 普段より前めの競馬で、サトノノブレスマークが裏目に出たブライトエンブレム以下、調子の良かった組はみんな普段と違う競馬に、まんまと目くらましを食らってしまうのであった。

時に大物の出るレースだが、上位陣はそこまで上がり目のあるタイプはおらず、差しグループも高い評価だった馬がいたわけでもなく…。 馬券圏外の馬は、ローテがそこまでタイトではなかった組が、特に、早めの巻き返しが要求される厳しい立場になってしまった。

(2016/3/14)


 

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