2016年【京成杯オータムハンデキャップ】回顧

普通に動いて、普通に差してきて、あっさり人気に応えて…。
ロードクエストという才能に距離を求め過ぎなかった好判断は、こういった形で返ってくるのだと、半ば感心しながら、古馬初戦快勝のシーンを静かに見守る筆者であった。

横山騎手は残念ながら、早い段階での除外で参戦は叶わなかったが、掲示板に載ったのは、戸崎、蛯名、同着の北村、田辺騎手らである。
これにもまた感心だ。
それぞれに急坂のあるコースでの実績があり、それが武器になる馬であるからこその結果なのだが、それらに続いた吉田豊騎手のトウショウドラフタが、外枠ということもあっていつも以上に下げる競馬を選択したのとは対照的に、内枠を最大限活かして、中山には珍しいバランスラップの中庸な時計の勝負に、ものの見事に対応するあたり、やはり、中山は関東の騎手には天国なのだと感じさせた。

馬の動きに関しては、春はまずまず動けていた堀厩舎のカフェブリリアントが、休み明けでも消耗がなかった分だけ、余裕もあるだろうが、プラス18kgを力に転換して、見事な好位差しで2着。
58でも、マイルなら強いダノンプラチナも、結果はともかく、大きな体重減を明らかな体調アップの証と感じさせるさすがの末脚で、恐らくは苦手だろう中山外回りコースでも3着に好走。

ただ、彼らの末脚が霞むくらいのいつも通りのロードクエストがそこにいたので、流石に、順位付けとなると勝ち馬には敵わない。
時計の出せる舞台で、それをそこまで好まないだろうロードと、ディープらしく、タイト過ぎない流れの時計勝負でダノンの復活劇はあるのか、という各々の課題が、今回の競馬では、負担重量の差だけ力量差もあったとも感じられた。
3kg差の0.3秒差。やはり、ダノンプラチナも侮れない。

(2016/9/13)

 

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