2016年【京都金杯】回顧

桜花賞以来のマイル重賞出走だったウインプリメーラが、見事な好位抜け出しで初重賞制覇を果たした。

ニンジャは、さすがにスプリント実績のある馬。 ちょっと行く気を見せただけで、34.6−46.8−58.4。 このペースなら、7歳、軽ハンデ53でなくても、5着粘り込みは納得の結果。

他の馬には多少は速いかもしれないが、つい最近コンビを組むようになった熊沢騎手と、またマイルでも使ってみるかと思った陣営の判断は、見事にマッチしたのである。 こういうタイプは、リズムを崩されない限りまた来るだろう。

そして、マイルCSよりも流れたことで馬脚を現したのが、皮肉にも勝ち馬以外の人気馬だった。 もっと速い展開でも対応可能だった4着シベリアンスパーブ、7着エキストラエンドは、1分33秒台半ばの時計で走れたから、ある程度力は出せたのだが、マイル戦でのこういう展開に慣れていない10着のトーセンスターダムや12着オメガヴェンデッタなどは、追走位置はよかったものの、うまく末脚を使えず伸びあぐねてしまった。

舞台はハンデ重賞。 このようなことは、まま起こる。 どう乗っても、1600より長い距離では終いが甘くなるウインプリメーラにとって、血統の印象より、ずっと京都などの直線平坦なコース向きの性質というのは、母方は完全にアメリカ血統であることと、ステイゴールド、クリスエスといった重めのヘイルトゥリーズンの血が2つ入っている分、ノーザンダンサーが今の馬のようには多くないから、結局、クロスが掛かった分は日本馬独特の切れ味の方にしか作用しなかったのだろう。

それにしても、モーリス以外のこの路線の馬はだらしない。 ウインプリメーラには、坂のあるコースでの結果も欲しいところだが、牝馬で6歳というのは…。

(2016/1/7)


 

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