2016年【マイラーズC】回顧

内をスムーズに回ってきた馬に凱歌が上がった。
人気のフィエロは、去年とは違い、揉まれるにしても、外へ後ろへと追いやられ、京都戦で初めての着外敗走。
道中は理想的な好位抜け出しのポジションにつけた対抗評価のネオスターダムも、勝負どころの坂を下りきったところからスムーズにエンジンをかけられず、直線も前が壁になって進路を失い、勝負にならなかった。

恐らく、現状では彼らが人気通りくらいの能力を持っているのだろうが、どことなく本番型の馬といった趣で、軽い競馬になりやすい京都の開幕週には、出番がなかったように感じる。

人気のプレッシャーから解放されたクルーガーは、これまで結構豪快な競馬をする印象もあったのだが、テン乗りの松山騎手が、馬も揉まれる経験をしてここに挑めた経緯もあるが、器用にインを終始つく策を講じた競馬で、かつてのマイル王ダノンシャークとの一騎打ちを制した。

結果的に、10分後に行われるフローラSもキングカメハメハ産駒の勝利。 3番人気も同じ。昨年の皐月賞は、3番人気のドゥラメンテが制した。
何かあるのか?

母父は、波乱の安田記念2着馬ディクタット。
ドイツ由来の母系は、日本ではなかなか見られない極めて重厚なアウトサイダー血統が居並ぶ。
少なくとも、距離を今後伸ばしてどうのという感じではなく、スイッチが入ってから、寄り道することができるようになる真面目な優等生タイプだろう。
マイルの重賞を勝ったら、マイルを使ったほうがいい。

彼に続いたのは、皆GT実績馬。
8歳−7歳−7歳。
目指すべきレースが決まっているから、ここで勝負することはできない。
そこまではみんなわかっていたが、結果は順調さの序列であった気もする。
もう、GTで面目躍如する以外はない。

(2016/4/25)


 

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