2016年【シリウスS】回顧

粘るマスクゾロに、1角手前で巧みに内に入ったピオネロが追い詰め、途中からキョウエイギアとアポロケンタッキーが入れ替わり、最後は三つ巴の決着。

しかし、かなりお行儀の悪いマスクゾロに、追いかける側はかなり翻弄され、福永騎手ももう少し疑ってかかった方が良かったのだろうが、ピオネロは直線半ばで進路変更せざるを得なくなったシーンもあった。
休み明けも同然の2か月半ぶりの競馬で、おまけに532kgの大型馬。
誰が乗ろうとも、何だか集中できない日のレースは、きっとこれと同じようなことをしてしまうタイプだろう。

5Rの新馬戦も、審議がなかった割にはかなり確定までの時間を要した印象だが、そちらは同着で勝負は決まった。
このシリウスSは、古馬のダート重賞らしい肉弾戦の側面と、どう足掻いても道悪の阪神1800で差すことは難しいと考えた人気馬の騎手が、駆け引きの中で、自分のできる範囲で一番前につけられた。
よって、直線でも調子の良い馬だけが生き残り、人気馬だけの争いとなった。

結果的には、審議の時間が長かったせいで、すんなりした結果とはならなかったが、正直言って、力を出し切れなかった馬がいたわけではない。
様々敗因はあっただろうキョウエイギアのみ、直線は伸びきれなかったというこのレースは、2:01.7で決着し、人気馬はほぼ全て好走した。

断然のレースレコードになったのは、オッズの割れた理由が、買った人それぞれに、その馬を推す理由がはっきりと分かれるほどハイレベルであったからに他ならない。
思われた通りのレースレベルになって、人気順で1、2着は決まった。

いつもなら、勝ち抜け戦の側面があるが、今回ばかりはみんな気にしないといけないだろう。
特に、マスクゾロの行き切った時のスピード能力は、コパノリッキーと比肩するレベルだと思う。

(2016/10/3)

 

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