2016年【東海S】回顧

スタートの悪かったインカンテーションが、少しポジションを下げる形になり、想定より前にいたアスカノロマンが、終始逃げるモンドクラッセを追い詰める展開。

モンドクラッセの田辺騎手も、1番人気の馬に急遽乗り替わった横山和生騎手もテン乗り。
人気勢の中で、絶好の好位抜け出し策を繰り出すのに適した条件にあったのが、隠れた実力馬であるアスカノロマンだった。

この完勝の伏線は、昨年の2月、骨っぽいメンバーの集まったアルデバランSで、いくら冬の休み明けのレースとはいえ、前走比+20kgの激増した馬体ながら、直線見事な抜け出しで完勝して、一躍ダート路線の主役候補に名乗り出たという実績にある。

以後、−17、+7、+12、休んで+6、−4ときて、今回は前々走、激烈なスピード勝負となったみやこSの時の体重に戻して+4の526kgで出走。

「ベスト体重は?」

いくらダートのパワー型とはいえ、57以上の斤量の経験のない重賞出走歴のある馬が初重賞制覇する舞台として、この中央のGT最重要前哨戦が臨むべき態勢であったとは、正直思えない部分は否めず。

ただし、同じようにまだオープンでの好走歴のなかったモンドクラッセ、いくら何でもかわいそうな乗り替わりだったロワジャルダンらが、GT好走歴のある古豪を抑えたことの意味は、少なからず実力を示したというだけでも価値を持った結果になったのではないだろうか。

即GTに直結する結果ではなかったにせよ、5歳のこの3頭に出番があったということが、堅く厚い壁たる6歳以上の世代には大いなる脅威となることは確かだ。
皆ミスプロ系。時計勝負でどんどん古豪を負かしていきたい。
アグネスデジタルのワンツー。何となくだが、GTというよりこういう前哨戦で若手に意地悪をする役がお似合いだ。
また春にお世話になりたい。

(2016/1/25)

 

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